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入違い

鹿島立ち

鉄砲踊り

此程(このほど)

山隠

厄病除

荒金

豊年踊

春駒

 この踊りは鹿踊り中で一番難しく芸感覚の優れた人でなければ演ずる事が出来ない。従ってこの踊りを演ずる人は二代か三代に一人出るか出ないかといわれるほど難しく、他の鹿踊りでは今は見ることが出来ない。わずかに鶴羽衣鹿踊りだけに、今日まで保存され踊りつがれている。
 この踊りの複雑な足さばきは鹿踊りの極至美とされ、一人で唄い踊り狂う様は正に超人的であり、文化財としての真価はここにあるといわれている。

十三(トサ)

 八ツ連の鹿が何気なく遊び戯れていくと不意に目前にある案山子に気付く。恐怖の中にも一頭の親鹿が勇敢にも密かに連絡し合い、先ず二頭の鹿に命じ怖る怖る何者なるかを確かめようと近づく。然し怖ろしく引込み三頭で秘策をねる。今度は仔鹿が出て怖れ気もなく案山子に近より親鹿に報告する。親鹿は敢然として万勇を奮い一挙に案山子の笠に咬み付き、征服して親鹿の威厳を表現し、歌に依り一群は安堵の中で戯れ遊ぶ。

案山子踊り

女鹿隠し

演目の紹介


 一匹の女鹿をめぐり奪おうとするとする鹿と、とられまいとしてかくす鹿との激しい争奪の有様を表した踊りであり、ついに奪い戻すことが出来ず嘆き悲しみ哀れな調子で次の歌を歌う
  「これのお庭に女鹿おばかくしおかれた、かくしおかれた」